管理栄養士国家試験ガイドライン

管理栄養士国家試験ガイドライン

管理栄養士国家試験ガイドライン

 管理栄養士国家試験ガイドラインとは、厚生労働省が定める試験の出題基準のことです。1987年に初めてガイドラインが作成され、これに準拠するかたちで第1回の管理栄養士国家試験が実施されました。その後、数年ごとにガイドラインの見直しや検討会が行われ、改定されてきました。一番最新のガイドラインは、2010年に改定検討会が行われました。厚生労働省ホームページに、「管理栄養士国家試験ガイドライン改定検討会報告書」が公開されています。このガイドラインは、2012年3月に行われた第26回管理栄養士国家試験から適用されています。
 最新の管理栄養士国家試験ガイドラインの内容を見ていきましょう。出題基準を見ると、科目ごとに「出題のねらい」が設定されています。どのような目的で学ぶのか、どのような観点から問われるかの参考になるでしょう。さらに、大項目・中項目・小項目に分類されています。国家試験の出題範囲となる事項は、主に中項目です。さらに、中項目にどんな内容が含まれるか分かりやすく説明したのが小項目です。項目に挙げられているもの以外にも、標準的な教科書に記載されている程度の内容も出題されることがあります。
 小項目を見ると、複数の科目で同じ内容が書かれていることが分かりますね。これは、複数の科目を横断的に複合的に学ぶ必要があるためです。具体例を挙げると、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」という科目に「アレルギー」に関する項目があります。ここでは、病理学的な観点から見たアレルギーについて学びますが、「食べ物と健康」という科目においては、食品の成分表示について学び、「臨床栄養学」という科目では、疾患・病態別の栄養ケアマネジメントという観点で学びます。
 多くのテキストでは、この管理栄養士国家試験ガイドラインに沿って説明されています。しかし、全ての項目について満遍なく網羅するのは難しいため、過去の出題頻度に応じて内容を厳選したり一部省略したりしているテキストもあります。勉強する上で一度ガイドラインの原本に目を通しておくのも良いのではないでしょうか。